みなさんこんにちは。ネズミ駆除対策チームアシスタントのフーサです。

お待たせしました!市販のネズミ対策グッズ活用法その2です。
市販のネズミ対策グッズ活用法その1ではネズミ対策グッズの種類とそれぞれの特徴をご紹介しました。今回は、実際にどの様にネズミ対策グッズを使用したら良いかお伝えしていきます。
まず最初に、ネズミ対策グッズを設置する前の準備をお願いします。

市販のネズミ対策グッズ活用法 その2(ネズミ対策グッズを設置する前の準備)

・どんなネズミの被害が出ているかを今一度まとめてみましょう
・部屋の片付け(特に食品を隠してください!)
・長期戦でじっくりと取り組む

ネズミの被害状況をまとめておこう

ネズミの被害と一言でいっても、状況は様々です。ネズミ対策グッズを設置する前に、現在どのような状況かもう一度確認しましょう。

例えば

  • ネズミの姿は見ましたか?
  • どこで何度くらいネズミの姿を見ましたか?
  • 走る様な音がしますか?
  • どの辺りで音がしますか?何時頃ですか?頻繁ですか?
  • 壁などに黒く擦った汚れはありますか?
  • フンが落ちていますか?
  • どこに落ちていますか?決まった場所ですか?

ネズミがどのあたりから家に出入りしているのかをある程度把握してからネズミ駆除を始めましょう!

ネズミの好物を片付けて、ネズミにとって居心地の悪い家をつくろう

ネズミは暖かくて食べ物に困らない家に入ってきます。またネズミは帰巣本能が強い動物です。忌避剤によって一度追い出しに成功したとしても、ネズミにとって居心地のいい家ですから隙を見てまた戻ろうとします。
ネズミ駆除で大切なのは、皆さんのお家をネズミにとって居心地の悪い家にすることです。
また、ネズミの手が届く場所に食べ物が沢山あれば、殺鼠剤を置いたとしても食べてはくれません。警戒心の強い動物ですから、急に置かれた殺鼠剤より今まで置いてあったものを食べるでしょう。

お米は米びつに、予備で置いてある食品などは蓋ができる容器に入れましょう。また、ペットフードもネズミの好物ですので、フードストッカーに入れる事をお勧めします。

長期戦でじっくりと取り組む

何度も書きますが、ネズミは頭が良くて警戒心も強い動物です。

ネズミ対策グッズを設置しただけで「いつもと違う様子」を察知し、しばらく様子を伺うようになるでしょう。あまり騒がず、じっと静かに過ごすのです。
一見、ネズミがいなくなった様に音もしなくなります。
すると人間は「さっそく効果があった!」と安心していつもの生活に戻りますが、実際ネズミを追い払えたわけではありませんので、しばらくするとまたネズミの気配が戻ってきてしまうのです。

市販の置き型忌避剤や殺鼠剤は一部を除けば即効性はありません。(ネズミ駆除業者は、即効性のある殺鼠剤を使うこともあります)

ネズミと人間の知恵比べです。未経験の方のネズミ退治は少なくとも1ヶ月以上かかると思って挑戦してください!

状況に応じたネズミ対策グッズを!

それではネズミ対策グッズを設置してみましょう。
それぞれのご家庭の状況に応じた設置が必要なので、いくつかのパターンに分けたネズミ対策グッズ活用法をお届けします。

  • 姿や音はないが、ネズミのフンらしきものが落ちている
  • 壁に黒い擦った汚れがある
  • 屋根裏部屋から音がする

ネズミのフンらしきものが落ちている

ネズミのフンらしきものが落ちていた場合、ネズミが通った可能性が非常に高いです。ネズミは歩きながらフンをしたりするので、フンの跡を追うとネズミの動きがわかるかもしれません

まずは忌避剤で対策

ネズミは家に入ってきてもずっと屋内にとどまっているわけではありません。1日の中で家の中に入ったり外に出て行ったりしています。フンの跡を追ったり、フンの多いところを頼りにネズミが出入りしていそうな場所を探してみましょう。

↓こちらの記事も参考にしてみてください
ネズミはどこから入ってくる?


そして、ネズミが出入りしていそうな場所に日中忌避剤を置いてみてください。外で活動していたネズミが家に戻ってきた時に、忌避剤の嫌な匂いで侵入を防ぐ作戦です。スプレーは追い出し用に使いますので、今回の場合は置き型タイプがお勧めです。ただ、ネズミは帰巣本能が強いので、すぐに使用をやめずにしばらく(3ヶ月くらい)は続けてみてくださいね。

殺鼠剤+粘着シート

また、ネズミのフンが落ちていた場所に殺鼠剤を置いてみるのも一つです。ネズミが通るそばでエサと勘違いしたネズミに警戒心が無いように食べさせます。殺鼠剤はネズミが食べなければ全く効果はありません。

殺鼠剤よりもネズミの好物が台所や食品庫にあれば、殺鼠剤に手をつけずに食べ物のありかに直行してしまいますので、事前の片付けをお願いします。

もし可能なら、殺鼠剤にネズミの好物の穀類や豆類を混ぜてるのも良い方法です。お米や小麦粉、落花生やひまわりのタネを混ぜ、一緒に殺鼠剤をたくさん食べてもらうようにします。プロもよく使うテクニックです。

殺鼠剤を置いたら、少し離れたところに粘着シートを敷いておきます。殺鼠剤を食べた弱ったネズミが粘着シートに捕まえられるようにします。

壁に黒い擦った汚れがある

粘着シートを敷き詰めて対策!

床やかべに黒い擦ったような汚れがついている場合、ネズミが通ったことでついた汚れかもしれません。特に壁の横に擦り付けるようにして黒く付着しているのが特徴です。

ネズミは壁など端っこを歩く習性があるので、こうした汚れ(ラットサインと言います)の通り道に粘着シートを夜に敷き詰めておくと翌朝ネズミが捕まっているかもしれません。

粘着シートは数枚では全く効果がありません。ネズミは粘着シートを避けて歩きます。多少敷き詰めた程度では、ジャンプして超えていく場合もあります。

クマネズミは1mくらいジャンプしますので1mを超える広さに粘着シートを敷き詰めてください

屋根裏から音がする

屋根裏からネズミの動く音が聞こえるというのはよくある事例です。ネズミは環境に慣れてくると動きも大胆になります。屋根裏でネズミの大運動会をしている。という表現をされる方もいます。その状況ですとネズミはすでに何ヶ月も家に入り込んでいて、食品や米袋などもかじられている状況でしょう。

忌避剤でパニックにさせる+粘着シート

屋根裏に忌避剤をスプレーして、パニックになったネズミを粘着シートで捕獲する作戦です。
屋根裏に点検口があれば開けて、まずは粘着シートを敷ける範囲いっぱいに置いてみます。
スプレータイプの忌避剤を使います。ネズミがいそうな場所がわかればそちらに向かってスプレーしますが、恐らくわからないと思いますので、全方向に向かってプシューーーーッと撒いてみましょう。(ゴーグル・マスク・手袋をお忘れなく!)
一度点検口を閉めて数時間〜1日ほど待ち、再度点検口を開けて粘着シートにネズミが掛かっていないかチェックします。
ネズミが捕獲できなければ、同じ事をもう一度。
それでもダメなら他の作戦か駆除業者に依頼してみてください。

持久戦の殺鼠剤+粘着シート

こちらはすぐに結果がでる訳ではありませんが、ネズミが怖くても取り組みやすい方法です。
屋根裏に点検口があれば開けて、ネズミの好物を混ぜた殺鼠剤を置いてみましょう。殺鼠剤と同時に粘着シートも敷ける範囲いっぱいに置いてみます。

殺鼠剤を食べるのは持久戦です。警戒心が強いネズミは点検口を開けただけで、奥に隠れるか、いったん家から出ていくほどです。しばらく音がしなくなるかもしれませんが必ず戻ってきてまたバタバタと走り回ります。

殺鼠剤を置いて1~2週間はそっとしておいてネズミの警戒心を取り除き、殺鼠剤を食べてももらうようにしてみましょう。

ちなみに、点検口を開けて覗いてもネズミは臆病なので決して近寄ってはきません。(ハクビシンやアライグマの場合は襲ってくるので注意です。)

いかがでしたか?
ネズミを自分で捕まえるのは大変ですが、いくつかのコツで成功確率はだいぶ上がりますよ。
もちろん、ご自身でうまく行かなかった場合は我々がお伺いしますので、あまり無理せずお気軽にお問い合わせくださいね。
以上、アシスタントのフーサがお届けしました!

いかに殺鼠剤を口にさせるかがプロの技といえます。

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他にもネズミ駆除に役立つ知識をプロのネズミ駆除業者が教えていますので、ページ下のリンクよりご参照ください。
時間が経つとネズミはどんどん被害が広がりまわりご近所にも迷惑が掛かります。できるだけ早く対処するか、プロの駆除業者にご相談することも検討ください。

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