ネズミ駆除を駆除業者に依頼するとどのくらいの費用がかかるのか非常に気になると思います。
なるべく安いほうがいいのは当然ですが、安かろう悪かろうという業者もいるため見極めが大切です。

ネズミ駆除費用の相場や、業者と金額の見極め方などをご紹介します。

ネズミ駆除の費用の相場は?

ネズミ駆除の費用は、ネズミの生息数、被害状況、ネズミの活動エリアがどこまで広がっているか、というだけでなく、建物の築年数や劣化具合によって大きく変わります。

多くのネズミ駆除業者は現地調査を無料でしてくれますので、まずは調査・見積りを取ってみるのが一番ですが、一戸建てでのおおよそのネズミ駆除の費用は、

「ネズミ駆除の費用相場は、10万円~30万円まで(1年保証付き)」

このくらいが目安となります。

この金額を知ってビックリされた方は、ネズミ駆除の見積りをまだ1度もされていらっしゃらない方ではないでしょうか?

冷静にご覧になられている方は、もうすでに見積りを取っている方か、以前ネズミ駆除業者に依頼された方かと思います。

ビックリされた方は、一度ネズミ駆除業者に見積りを依頼してみましょう。
今はどこの業者も現地調査無料で見積りを出してくれます。

大体上記金額に近い見積もりが出てきます。

地域差があるのは、人件費や駐車場代などがかかるためで、首都圏の方が高めの傾向にはあります。

ネズミ駆除において、10万円〜30万円でおよそ9割を占めます。

もちろん、被害状況によっては、ネズミ駆除費用が10万円以下で終わる場合もありますので、まずは現地調査をしてもらって、見積りを取ってみてください。

ネズミ駆除費用は何で決まるの?

ネズミ駆除費用は何で決まってくるのでしょうか?

現地調査を行い、見積りを出す際には下記3つの要素で費用を出します。

  • ネズミ被害の状況
  • ネズミ侵入口を封鎖する数や大きさ
  • 建物の状態

特にネズミの侵入口を封鎖する工事が、一番費用がかかるところです。
侵入口を封鎖する作業は、家の修繕工事に似ています。

その場所にあった資材で、1つ1つ確実に封鎖していく作業は、素人では難しく、時には這いつくばって作業することもあります。

ネズミ被害状況によって駆除費用が変わる

ネズミの被害状況によって駆除費用は変わってきます。
ネズミを追い出したり、捕獲作業に手間や時間がかかりそうですと費用が上がります。

ネズミが天井裏や壁の中に止まっていて、人が生活する部屋まで出てきていないなど、被害が限定的な場合は、費用がかからない傾向にあります。

ネズミが台所や仏壇の食材をかじっていたり、人が生活する部屋の中を走り回っている場合は、ネズミの行動範囲も広がっているため、追い出しや捕獲に時間がかかるため、費用がかかります。

ネズミが部屋の中まで出てきているかは、フンが落ちていたり、ネズミが通った跡の汚れであるラットサインで判別できます。

ネズミは時間が経つほど行動範囲を広げ、部屋のあちこちに出没してきます。
早めに対処することで費用がかからず済みます。

ネズミ侵入口を封鎖する数や大きさで駆除費用が変わる

侵入口の封鎖工事は、ネズミ駆除において一番費用がかかるところです。

侵入口を封鎖する箇所は大体複数箇所あります。
(1箇所だけのこともあり、その場合は費用が安くなります。)
今ネズミが出入りしていない箇所も封鎖していくため、どうしても封鎖箇所は複数箇所になっていきます。

ネズミ侵入口の封鎖工事は、家の修繕に近いものがあります。

封鎖工事は、劣化によって穴が開いてしまったり、ネズミがかじって穴を開けられてしまった箇所を、様々な資材を使って、1つ1つ丁寧に封鎖していく作業です。

戸建の基礎と壁の隙間に10m近い長さの隙間ができていたり、外壁や屋根に10cmほどの穴が開いていたりと様々で、全ての隙間を塞いでいくのはなかなかの作業量になります。

また、ネズミはわずか2cmほどの隙間でも入り込むため、指の感触を頼りに侵入口を見つけることもあります。こうした隙間を探していくこと自体もかなりの作業となります。

人の腕が入るほどの穴から、指一本分の小さな隙間まで完璧に封鎖していかなければなりません。
1つでも隙間の見落としがあれば、ネズミはそこからまた侵入して元いた場所に戻ってきます。

侵入口の封鎖工事は、ネズミ駆除費用に最も影響する要素です。

建物の状態で駆除費用が変わる

建物の状態でもネズミ駆除費用に影響があります。

やはり築年数が30年40年と経過していくほど、費用がかかる傾向にあり、外周部だけでなく、家の内部も劣化が始まっているため、ネズミにかじられやすくなります。

また、築年数が経過しているほど、ネズミが侵入する隙間も多いため、費用がかかる要因でもあります。

まとめますと、

ネズミ被害において、戸建築20年~30年のネズミ侵入口が数カ所程度であり、天井裏や壁などにネズミがいて、室内の人がいるところまで出ていないパターンですと、大体15万円前後となります。

ネズミ被害が限定的で、侵入封鎖箇所が少ない場合は10万円~15万円くらいとなることが多いです。

被害状況が深刻であったり、築年数30年を超え侵入封鎖箇所が多い場合には、
もう少しかかり、18万円〜25万円ほどになることが多いです。

やはり、ネズミ駆除は現場によって全く異なるため、
必ず現地調査をした上で、見積りを出すことが一般的です。

ちなみに、ネズミ駆除後の保証は必須と考えておきましょう。どんなに経験値のあるネズミ駆除職人でも、ネズミ再発がゼロということはありません。万一、ネズミ被害が再発しても追加費用がないよう少なくとも1年保証付きの業者を選んでください。

店舗や施設については、ハウスメーカーが建てる一戸建てと違い、建物の作りやビルのテナントに入っているため、ネズミ駆除費用はバラバラです。年間管理という場合も多いと思います。

高額なネズミ駆除費用に注意

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アシスタントのフーサです
一戸建てのネズミ駆除で40万円を超える費用がかかることはほとんどありません。
40万円近い見積もりが出された場合は注意が必要です。

ネズミ駆除に40万円以上かかることは少ないです。
ぼったくり業者の可能性もありますので、40万円以上の高額な見積りが出た場合は、必ず他の業者にも見積りを取るようにしてください。

ただし、被害がかなり深刻であったり、家の中に物が多く(いわゆるゴミ屋敷)、作業のたびに荷物を動かすさなければいけないようなお宅では40万円を超えるお見積もりの場合もあります。

ごく普通の一般家庭で40万円を超える見積もりが提示された場合、
もう何社か相見積もりを取っておくと安心です。

ネズミ駆除費用が安すぎる業者にも注意

逆に10万円未満の見積もりの場合にも注意が必要です。
安い費用の場合、実際にあったこのようなケースが考えられます。安すぎる理由があるかもしれません

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アシスタントのフーサです
一戸建てのネズミ駆除で10万円以下の費用も要注意!
内容や技術に不安がある場合も。

・駆除後の保証内容が限定的か無し(再発すれば追加費用を取られる)
・侵入封鎖する資材に安物を使用する(ペラペラの金網だけなど)
・封鎖施工の見た目が雑(穴に金網を突っ込んであるだけなど)
・経験や技術力がまだない(仕事を始めたばかりや仕事がなくて困っているなど)
・追加費用を取る前提の見積もりや別の工事で利益を取る
・保証内容が限定的

保証内容が限定的

このような場合、施工箇所以外からねずみが再侵入した場合には、保証対象外となり、別途追加費用を請求されてしまいます。
実際に、ねずみ被害が再発することは結構あり、封鎖した箇所の隣を齧って穴を開けて入ってくることがあります。
それだけ家に戻ろうとする帰巣本能が強い動物です。
保証がついているからと安心せずに、保証の範囲がどこまでなのか、内容の食い違いがないか確認が必要です。

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フーサ
保証内容が限定的というのは、
封鎖工事した箇所以外の再侵入は保証対象外となってしまいます。

封鎖施工の資材に安物を使用している

侵入口の封鎖にはパンチングメタルと呼ばれる穴がたくさん空いた硬い部材を使います。
このパンチングメタルや金網には大きくステンレス製とアルミ製の2種類の素材に分かれます。

・ステンレス製・・・硬くて丈夫、錆びにくい、仕入れ価格が高い
・アルミ製・・・柔らかく曲げやすい、錆びやすい、仕入れ価格が安い

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フーサ
ペラペラの金網を使うなど、見た目が極端に悪くご近所にも見られたくないレベルの施工の可能性があります。

同じような作業内容で保証も1年ついていたとしてA社は15万円、B社が18万円という見積もりだった場合、こうした部材をA社はアルミ製を使用し、仕入れ価格を落として利益を確保します。
ステンレス製のほうが丈夫で錆びにくく長持ちします。
また見た目もアルミ製のもので塞ぐよりもキレイで整ってみえます。

ねずみ駆除の経験が浅い

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フーサ
駆除の仕事を始めたばかりの人も多くいます。
この仕事をするために資格が必要ないからです。

また、ゴキブリやシロアリなどの害虫駆除がメインで、ねずみ駆除の経験がほとんどない業者も存在します。自信がないゆえ、値段も安くなりがちでしょう。
なかなかねずみ被害を止められずトラブルになることも。
業者が来て施工してみて、こんな事とは思わなかったと感じることがあります。
極端に安い業者は高めの業者よりもトラブルになるケースが多いです。
実際に、他の業者でねずみを止められず当サイトに依頼される方も多く、こうした内容の食い違いやトラブルがあったとよく聞きます。

追加費用を取る前提や別の工事で利益を取る

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フーサ
ネズミ駆除にまつわる別費用で最も多いのが、屋根裏の断熱材の交換です。
「ダニが大量に発生して大変なことになりますよ」
「ねずみの巣があるので断熱材を全部交換したほうがいいですよ」
見積もり上、ねずみ駆除費用は安くして、断熱材交換で利益を取るものです。

給湯器やお風呂、キッチンなどのリフォームがらみでの提案をするのも非常に多いです。
ネズミ駆除はネズミ駆除業者へ、リフォームはリフォーム業者へ依頼することが一番安心で後悔がないと思いますがいかがでしょうか?

ネズミ駆除8,000円~と書いてあるけれど…

インターネットで検索すると「ネズミ駆除8,000円~」とホームページに書いているケースもたくさん見受けられます。

8,000円~と「~から」と書いてあれば、8,000円で駆除してもらえたり、ちょっと高くて1万円か2万円くらいかもと思ってしまいますよね?

実際にネズミ調査に来てもらって見積もりを取ると、ほぼ間違いなく10万円以上の見積りとなります。

一見安く見せかけて、とにかく問い合わせを増やすように仕向けているわけです。

国民生活センターへのトラブル相談

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211007_2.html

こうした誇大表現での集客で国民生活センターなどに相談されるケースも発生しているようです。

ネズミ駆除に限らず、物やサービスには必ず適正価格があるはずです。

価格に飛びつかず、技術や社歴・駆除歴など安心できる業者を探してください。

家は大切な資産です。
ネズミ被害を放っておけば家を痛めますし、
安すぎる業者に依頼して、下手に手を加えることでも
家の資産価値を大きく下げてしまいます。

いくつか複数社の相見積もりを取って、適正価格を見極めることが大切です。

いかに殺鼠剤を口にさせるかがプロの技といえます。

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他にもネズミ駆除に役立つ知識をプロのネズミ駆除業者が教えていますので、ページ下の関連記事リンクよりご参照ください。
時間が経つとネズミはどんどん被害が広がりまわりご近所にも迷惑が掛かります。できるだけ早く対処するか、プロの駆除業者にご相談することも検討ください。

ネズミ駆除のご相談は

ネズミ駆除の相談をしたい、無料調査を行い見積を取りたい、などネズミ駆除に関するお問い合わせは、下記エリアページよりご相談ください。

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